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横紋筋肉腫という病気をご存知ですか?
その名のとおり、横紋筋にできる肉腫のことです。
肉腫とは、骨や筋肉、血管などの内臓以外の組織にできるがんのことであり、悪性腫瘍の一種です。
横紋筋は骨格筋と心筋に区別され、規則正しい横紋が見られることからこう呼ばれています。
横紋筋肉腫は目の周りや脳の表面などに多く見られ、急速にこぶ状に大きくなります。こぶが成長し、周辺の組織を圧迫するため、痛みや運動機能低下などが症状として表れます。
横紋筋肉腫はその3分の2は10歳以下の子どもに発症し、かつては治療の難しい癌のひとつでした。
しかし、医療技術の発達により治療法が確立され、近年では患者の70%以上が横紋筋肉腫を克服できています。
横紋筋肉腫の治療は、手術と抗がん剤などの化学療法を組み合わせた治療が原則となっています。
横紋筋肉腫は転移のしやすいがんであり、体中に小さながん細胞が広がっていることが考えられるため、手術前にはまず抗がん剤が投与されます。
子どもに多いがんですので、放射線治療は控えられ、必要最低限におさえます。
脳や目の周りの組織にできた横紋筋肉腫については抗がん剤で肉腫をある程度縮小し、手術によって病片を取り除きます。
四肢などの部分にできた横紋筋肉腫については、がん細胞を残さないために周りの組織ごと大きく切除しますが、かつて行われていた手足の切断という治療は今ではあまり行われず、温存療法が主流となっています。
横紋筋肉腫は早期発見で高い生存率が期待できます。症状に心当たりがあれば、早めに医療機関の受診してください。